IAC Judging class

昨日と今日でIAC(International Aerobatics Club)Chapter 38のJudging Classに出てきた。
平たく言うと、曲技飛行の競技会で審査をする人のための講義。

目的は
・個人的な希望として競技会への参加をしてみたい(将来的な目標)。
・で、どうせ出るなら勝ちたい。
・どうやってスコアが計算されるか知っておけば有利かも?
・敵を知り己を知れば百戦危うからずの精神でいっちょ行ってみようか。
・取れるなら資格も取っちゃう?

と言う流れ。
何をするにしても知識のあるなしは結果に大きく関わってくるので。




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講義風景。
で、実際出てみて一通り知識が入ったところで率直な感想を書いておくと、
「信じられないぐらい難易度が高いと言うことが分かった」
何に対してかって競技会で勝つ事と完璧なフライトをする事。

具体的には、
例えば最もベーシックなフィギュア(マニューバー)の一つ
水平飛行→45度の姿勢で上昇→水平飛行に戻る、を例に挙げて解説すると(写真赤矢印)
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ちなみに機体の姿勢は正立(背面はその隣の物。点線で示される)。
真ん中にある「)」は取り合えず無視するとして、フィギュアの難易度(K)は⑦で示されている通り7。
実際に点数をつける時は演技自体の評価が0~10で与えられるので、
K x 評価 =ポイント
と言う計算に。

つまりこの場合、単純に水平から45度上昇で水平に戻った場合、最大ポイントは70pts。
Kは固定なので評価の差がポイントの差と言うことに。

評価方法は完璧なフライトである評価10からの減産式。刻みの単位は0.5。
正確な審査基準を書き出すとキリがなさそうだから分かりやすいところだけ書いてみると、
例えば45度上昇の時、機体のピッチ姿勢が40度の状態だったら評価マイナス1.0
そんな感じで±5度ずつずれる度にマイナス1.0
バンク(翼の傾き)が±5度ずれる度にマイナス1.0
方位(機体の針路。進む方向)が±5度ずれる度にマイナス1.0
マイナスポイントはなしなので、最大減産値は10.0まで。つまり0ポイント。

で、ここで言うところの5度、実際どんなもんよ?って言う時のいい目安が
アナログ時計の文字盤1分にあたる角度が6度。

仮にピッチ(上昇角度)が40度で5度左にバンクしつつ方位は保てた場合、
評価マイナス2 x 7でポイントが56に。70が56に・・・。

確かに5度は大きな変化だけど、何と言う基準。飛行機で針の穴に糸でも通せと言うのかっ!?
加算式なら積み上げて行けるけど、減産式だと減り方の幅がハンパじゃない。

カテゴリによっても数は違うけど、一つのシークエンスで大体9~12個のフィギュアをこなす。
超初歩の次にあたる入門カテゴリ Sportsman classでは今年のKは125+芸術点6=131K。
最大ポイントは1,310だけど、減産式じゃ下手したら100点台とか余裕なんだけど?

条件がみんな一緒と言えば確かにそうなんだけど、これは手強い。
恐らく今年の上位入賞クラスは平均グレード(評価)8.5±0.5ぐらいに収まると予想。
現時点で俺にそれだけのスコアを叩き出す腕は無い。ほぼ断言可能。

フフフ・・・面白い(`∀´)!!
直近の競技会は5月らしいけど、ひとまずそれは見送って、
トレーニングの確立とジャッジングの知識強化、機体の操縦精度を高めて、挑んでみようか。
人間に100%は出来ないだろうけど、目指すのは大事だ。
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by Twintailwings | 2009-03-09 10:46 | Aviation  

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