カリュアド ドゥ ラフィット
近年セカンドワインの認知も高まってきたように感じる。
ワイン作りの際に僅かに品質の及ばないものとして、トップシャトーの名がつかなかったものをセカンド、あるいはサードワインとして市場に出す、といったことはそれほど珍しくなく、シャトーラフィットもそういう形態を取っている生産者の一つ。
製造工程はトップシャトーのワインとほぼ同じなため非常におトクなワイン。
何よりも特筆すべきなのがその値段。
トップシャトーのワインはそれこそ1本辺り数万~数十万といった値段がつけられている事が多々あるので、とても一般的とは言い難い。
それに対してセカンドであれば安ければ1万以下、高くとも2万はいかないといったところに落ち着くので、全く手が出せない、って程ではなくなってくる。
このワインを買ったときは確か、、1本4500~5000円ぐらいだった気がする。
言うまでもなく、安い部類に入る。ひょっとしたらヴィンテージの関係もあるのかな?
その辺りはあまり詳しくないので何とも言えないけど、味わいとして不足しているとは思わなかった。
酸味と渋みはやや渋みの方が勝り、全体的な印象として「どしっ」とした重さもあった。
開けた時は確か2,3時間かけて飲んだ、かな。時間と共に変化していく味をじっくり味わえた。
その生産者の作るワインの一端をみる手段として、いきなり高い物を買うんじゃなくセカンド、サードで試しに飲んでみるっていうのは結構有効(懐具合に余裕がありすぎるなら話は別だけど^^;)
フランスにおける5大シャトーには例外なくセカンドがあるので、高いのは買えないけど、飲んでみたい…、なんていう時に雰囲気をあじわうためにもいいかも。
参考までに、フランス5大シャトー()内に後日セカンド掲載予定
・シャトーマルゴー (パヴィヨン ルージュ デュ シャトーマルゴー)
・シャトーラトゥール (レ フォール ド ラトゥール)
・シャトーオーブリオン (ル バーン デュ シャトー オーブリオン)
・シャトーラフィット (カリュアド ドゥ ラフィット)
・シャトームートンロートシルト (ル セカンド ヴィン ドゥ ムートン ロートシルト)
※フランス語をカナにしているので、実際の発音と違う可能性有り。
by Twintailwings | 2005-02-24 08:02 | 料理とお酒