Dance in the sky part3 &奇跡の一日

3日目と4日目をまとめて。日付にして9/24、25日の話(日本時間26日)。
トレーニング日程も半ばを越え、徐々に疲れが溜まりつつも慣れてきた感が。

この2日にやったマニューバーはほぼ同じで
Sportsman sequence,Snap roll,Inverted flight,Spin+flat,Upright & Reverse Shark's tooth。

Sportsman sequenceって言うのはいわゆるコンペティション用。
カテゴリーごとにマニューバーが決められていて、空中の定められたBoxの中で演技をする。
Sportsmanは下から2番目のカテゴリー。内容は今までの総復習と言った感じ。
実際のコンペティションで飛ぶ機会も今後あるかもしれない。
一連の流れを飛んでみた手ごたえとしては悪くなかった。




トレーニング4日目、9/25日。今年の分の幸運を全部使っちゃったかもしれない(?)一日。
そう、ついに・・・生きる伝説とまで言われたパイロット、ショーン・タッカーに会った日。

週末にKing cityから少し北にあるSalinas(サリナス)でエアショーを行う予定だった
ショーン・タッカーとそのチーム「The Collaborators」。
ベース空港は・・・当然スクールのあるKing city。ちょうど練習を終えて帰ってきた瞬間に遭遇。
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真紅のOracle Challenger・・・見間違えるはずも無い。ショーン・タッカーだ・・・。
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どうしよう、ヤバいぐらいカッコイイ。
あぁ、えぇと、こういう時なんて言ったらいいんだっけ?初めまして?お会いできて光栄です?
ダメだ・・・全く思考がまとまらない。

なんて事を考えてるうちにショーン・タッカーがこっちに歩い・・・て・・・く・・・る・・・・・・?
ショーン・タッカー(以下シ)「I'm Sean, nice to meet you.Where are you from?」
自分(以下自)「j・・・Japan」
シ「Japan's where?」
自「Tokyo」
シ「How's sunny doing? Is he making big money? HAHA.」
自「I think so.」

以上ショーン・タッカーとの初のやりとり。(奇跡その1)
あぁ、自分のセリフの何て気のきかない事。もっとしっかり喋っとけよ。。
ただ、サニーさんの事を気にかけてたのが印象的。

その後、足早にスクール内に消えていくショーン・タッカー。
そしてチームのメンバーも続々とそれに続く・・・と思ったらショーン・タッカーがまた出てきて
あれ?何か俺の事呼んでない?
「Hey! Come with us.Let's do de-brief!」




・・・・・・・・・・・・・・・・・ぇ?
マジですか。何?俺一緒に話聞いててもいいの?(奇跡その2)


そりゃ、行かないわけがない。
ショーン・タッカーのしかも彼のチームまで一緒のデブリーフィングに出ていいなんて
いや、もう、ホント「これ現実?」って思わずにはいられない。

残念ながらその模様を撮った写真はナシ。
一言一句に集中してみんなの話を聞いてたから。。
言葉で言うなら、フォーメーションのアクロバット飛行のビデオ(実際のフライトの物)を見つつ、
細かいマニューバーのミスとか良かったところ等を確認してさらに煮詰めていく。
時間にして大体20分ぐらい。最後に次のフライトで練習する項目を決定して終了。

翌日にまた練習するのかと思ったら、今すぐまた飛んで練習したついでにサリナスへ行き、
そこで待ってるメディアの取材を受けるんだとか。

ハードスケジュールだ・・・。
何て思ってたらまたショーン・タッカーが俺の方に来ておもむろに



シ「よし、お前も来い」





・・・



・・・・・・



・・・・・・・・・




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ぇ?





えええええええええええええええ!?!!?
(人生で最大級レベルの奇跡)

あの、えっと、え?つまり、その、トレーニングに?一緒に?連れてってくれる・・・の?

シ「Right. You are right time and right place,so this is bonus.And it's free!」

マジですか・・・。
もちろん時間と場所のタイミングは狙ってここに来たんだけど、
まさかホントにそれが功を奏するなんて。

もちろん、過去3日である程度の曲技飛行訓練はしてるから願ってもないチャンス!!
ショーン・タッカーの機体は一人乗りなので、彼の息子のエリック・タッカーに乗せてもらう事に。
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父親譲りなのか、彼もまたカッコイイんだわ、これが。
年は俺よりも一つ下らしい。うーん、その若さでこの環境。実に羨ましい。

以下に動画。ポケットの中身はホントは何も入れちゃいけないんだけど、たまたま機体と
パイロットの写真を撮ってたからカメラが入れっぱなしに。それもタイミングが良かった。
フォーメーション・テイクオフとインバート(背面)での見え方。
こんな光景は今まで見た事がない。機体の見え方、空の見え方、何もかもが違うように感じる。

そして、いよいよフォーメーションのエアロバティクスマニューバーへ。
機体と機体の間隔、空と大地の見え方に注目。
カメラが揺れちゃってるのはGがかかってるせい。これでもかなりタイトに持ってたつもりだった。


多分、一生忘れない。そして、切に願う。
いつかこの景色を自分で作ることが出来たら。。

それが俺のゴールなわけだし、追えるところまで追ってみようかね。
今でも目を閉じてあの体験を思い浮かべることが出来る。ホントに凄い一日だった。


おまけ
このフライトが俺にとってのGレコードになった。
これ以上のGは未知の領域だけど、いずれ踏み込む事になるかもしれない。
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真ん中にあるのがGメーター。
針が3本あるうち、上がポジティブ(+5.2G)真ん中が現在の表示(+1.2G)下がネガティブ(-4.5G!)
ネガティブ4.5Gは一気に自分の今までの限界ラインを押し上げてくれた。
どこも負傷せずに耐えられたんだけど、明らかに顔と頭に血が集まってきて、
物理的に少しずつ膨らんでいくのが感じられるぐらいだった。

幸い、まだレッドアウト、グレイアウト、ブラックアウトの経験はナシ。
自分の体の限界値はもう少し先にあるらしい。
でも、ホントにネガティブGはキツかった・・・。あれは人間を壊せる力だ。

余談だけど、この時のGをkgに換算してみると、
ポジティブ5.2Gは60kgの俺の体に312kgの負荷。
ネガティブ4.5Gは自分の内側から外側へ向かって210kgの負荷(4.5-1になるので)。

飛び続ける事が一番のトレーニングになる、とは言われたけど
地上で出来ることは全部やっておきたい。要するに、イメージフライトと体力づくり。
頑張るぜぇ!!

明日はエアショーの様子とその後のパーティーに参加した時の話を。
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by Twintailwings | 2008-10-03 10:13 | Aviation  

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